【赤ちゃんの『ハイハイ』はなぜ大事?】発達の土台をつくる3つの理由




埼玉県越谷/親子の運動教室にじいろ  
講師の脇水ゆきです🌈  


赤ちゃんの発達の中でも
「ハイハイ」はとても大事な動き。  

でも最近は
早めにつかまり立ちが始まったり
ハイハイの期間が短かったり
そもそもハイハイをあまりしない子
増えてきています。


実はハイハイには
“歩くための準備”だけではなく  

脳・神経・姿勢・
体幹・好奇心が一気に育つ  
ゴールデンタイム

ともいえる大切さがあります。


今日は、教室でもよく質問される  

「ハイハイって
 どうしてそんなに大事なの?」

その理由を
わかりやすくお伝えします。




全身の“連動”を
育てる動き




ハイハイは
腕・肩・背骨・お腹・骨盤・脚まで
全てを使う全身運動です。

特にポイントは
反対の手足を同時に動かす
「クロス動作」

この動きは歩行だけでなく

・転ばないバランス  

・姿勢の安定  

・ボールを投げる/取る  

・ジャンプのリズム  

・走るときの腕振り  など

幼児期~小学生の運動能力につながる
“土台”になります。

赤ちゃんの時期に
この経験がしっかりあると
その後の運動がスムーズに
伸びていきます。




体幹と姿勢の軸を
安定させる




ハイハイの姿勢は
体幹がいちばん働きやすい姿勢です。


四つんばいになり
グラグラしながらも  

「倒れそう→踏ん張る→安定する」  

という経験を繰り返すことで
軸が整っていきます。


この“軸”はその後の

・おすわりの安定  

・つかまり立ちのバランス  

・歩き始めのふらつき  

・転ばないための
  足裏の使い方  

にもしっかりつながっていきます。


ハイハイの期間が短いと
体が立位に慣れる前に  
つかまり立ちばかりになってしまい  
踏ん張る力が育ちきらない
こともあります。




“移動できる!” が
心の発達を
ぐっと伸ばす




ハイハイは赤ちゃんにとって  

「自分で行きたい場所に行ける」  

という初めての成功体験です。


思い通りに動けるようになることで

・好奇心  

・挑戦する気持ち  

・やってみたい!という意欲  

・できた!という達成感  

がぐっと育ちます。


ハイハイ期は
体だけでなく“心の発達”にも  
深く関わっている大切な時間です。




ハイハイの前に
育てたい“土台”




ハイハイがスムーズにできるかどうかは  その前に育っている
「土台」の部分がとても大切です。

にじいろでも丁寧に見ているポイントは
次の3つです👇


①寝返りでの
『ひねり』があるか

寝返りのときに
腕・背中・脚が連動して  

“ひねり”がしっかり使えていると 
四つんばいへの移行が
とてもスムーズになります。

ひねりが弱いと
片側だけで動こうとして  
バランスを崩しやすくなり

ハイハイの初動にも
時間がかかりやすくなります。


②手をついて支える力
(手掌支持)があるか

ハイハイは
「手のひら」で体を支える動き
です。

手をついたときに  
肩・背中・お腹が連動して
働いていることがとても大切。

この“支える力”があると  
ハイハイの姿勢が安定し
前への進みがスムーズになります。


③前に進みたいという意欲が
引き出せているか

玩具や大人の声かけで  
「行きたい!」「触ってみたい!」
という気持ちが生まれると  

自然と手足が動き出し
発達につながる動きが
増えていきます。

意欲があると
動き方もどんどん豊かになります。




ハイハイについての
よくある疑問(Q&A)




Q1.ハイハイが短くても
  大丈夫?

短くても心配はいりません🌱

ただし大切なのは  
「必要な経験が
 しっかりできたかどうか」
です。

つかまり立ちばかりしている
時期が長いと

ハイハイで育つはずの
“踏ん張る力”や  
“四つんばいでの体幹の安定”
育ちにくいこともあります。

ハイハイの期間よりも その子の
“動きの質”や“経験の中身”
大切です。


Q2.ハイハイを
  あまりしないけど大丈夫?

しない子もいますが
実は“土台”を整える
動きが出てくることが
とても多いです。

寝返りのひねり
手の支え
背中の丸さ 
脚の引きつけなど


見直してあげると  
「できる動きの種類」が
増えていきます。

それが結果的に
ハイハイにつながる力になります。


Q3.ずり這いだけで立つ子も
  いるけれど?

ズリ這いにも良さはありますが

・腕の支え  
・左右の重心の移動  
・背骨の動き
 

などが少し弱くなるケースが
あります。

ズリ這いの良さも生かしつつ  
“手で支える経験”
少しずつ増やしてあげると  

立つ・歩く動きも
安定していきます。









まとめ




ハイハイは
「歩く前のただの移動」ではなく

・全身の連動  

・体幹と姿勢の安定  

・意欲や好奇心など
  “心の育ち”  

をぐっと伸ばす
とても大切な発達のステップです。


そしてハイハイは その前の
「寝返りのひねり」や
「手の支え」など

赤ちゃんの“今の動き”
しっかり積み重なることで
育っていきます。


にじいろのレッスンでは
赤ちゃん一人ひとりの
今の動きを見ながら  

その子に合った
“発達の土台づくり”を
お伝えしています。


首すわり前からできるサポートが
たくさんありますので  

ハイハイや発達が気になる方は
ぜひ体験にいらしてくださいね。




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