【赤ちゃんの頭の形が気になる…】原因は“向きグセ”だけじゃない?
こんにちは!
埼玉県越谷市の親子ふれあい運動教室
「にじいろ」
講師の脇水ゆきです🌈
赤ちゃんの頭の形って
毎日一緒に過ごしていると
ふと気になりませんか?
「なんだか片側だけ
平らな気がする…」
「向きグセが強くて
このままでいいのかな?」
そんなご相談
実はとても多いんです。
でも、赤ちゃんの頭の形は
“向きグセだけ” が
原因ではありません。
そしてもっと大切なのは
首すわり前から
“どんなふうに動けているか”
という点なんです。
今回は
頭の形が気になるママに向けて
・なぜ変形が起こりやすいのか
・今日からできる予防のヒント
をまとめました🌱
お子さんの“今”を知る
きっかけにしていただけたら
嬉しいです。

赤ちゃんの頭が
変形しやすい理由
赤ちゃんの頭は
大人よりも骨がやわらかく・
形が変わりやすい構造 に
なっています。
これは
出産時の産道を通りやすくするための
大切な仕組みですが
同時に “外からの圧” の影響を
受けやすいという特徴もあります。
さらに、0〜3ヶ月頃は
• 首がまだ安定しておらず
自分で向きを変えにくい
• 長時間同じ方向を向いて
過ごしやすい
• 抱っこ・授乳・寝かせ方の
クセが、そのまま形に
反映されやすい
という時期でもあります。
そのため
「向きグセだけが原因」と
思われがちですが
実はそれだけではありません。
赤ちゃんの頭の形には
•姿勢のクセ
(肩の高さ・体のねじれ)
•左右の筋緊張の差
•体の動きやすさ
(動けている量)
といった “身体全体のバランス” が
大きく関わっています。
とくに
首すわり前にどれだけ
頭を動かす経験があるか が
その後の変形予防に
深く影響します。
頭の形と「動き」には
深い関係があります
赤ちゃんの頭の形は
“どれだけ動けているか” と
とても関係があります。
よく動ける赤ちゃんほど…
• 頭を左右に向ける回数が
自然と増える
• 同じ向きで圧が
かかり続ける時間が
短くなる
• 首や背中の筋肉が
整いやすい
こうした理由で
頭の形の偏りが起きにくくなる
んです。
反対に
まだ動きが少ない時期
(0〜2ヶ月ごろ)は
• 重力に逆らうのがまだ苦手
• 片側だけ力が入りやすい
• “向きグセ姿勢” のまま
過ごしやすい
という特徴があるため
どうしても
後頭部にかかる圧が
偏りやすくなります。
ここで大切なのは
◎ 頭“だけ”で向きを
変えているのか
◎ 体ごと
連動して動けているのか
という視点。
体をふわっと連動させて動ける
赤ちゃんほど
頭にかかる負担を分散できるので
結果として
変形が起こりにくくなる んですね。
つまり
頭の形は “頭の問題” だけでなく
赤ちゃんの全身の発達と
しっかり繋がっているテーマ
とも言えるのです。
今日からできる
頭の形ケア
(0〜6ヶ月向け)
赤ちゃんの頭の形を守るために
大切なのは
同じ場所に圧をかけ続けないこと と
頭を自分で動かす経験を増やすこと
の2つです。
おうちでできるケアを
分かりやすくまとめました🌱
肩の高さをそろえて
姿勢のバランスを整える
赤ちゃんは
肩の高さがそろっていないと
どうしても
同じ側に頭が傾きやすくなる
ことがあります。
• 抱っこのとき
• 授乳のあとの姿勢
• ベッドに寝かせるとき
ちょっとだけ
肩に手を添えて“ふわっと下げる”
だけで
頭の向きが変わりやすくなります。
背中から後頭部へ
“なで上げ” て
頭が動きやすい姿勢に
背中側から後頭部へ向かって
指をすべらせると
丸まった姿勢がふわっと広がり
頭を左右に動かしやすい姿勢 が
つくれます。
とくに首すわり前は
この“動きやすい姿勢づくり”が
とても大切です。
声かけや玩具を
ゆっくり動かして
追視で頭を動かす
赤ちゃんは目で追う動き(追視)が
大好き。
ゆっくり左右に動かすだけで自然と
• 頭の向きを変える
• 首の筋肉がつく
• 圧の偏りが減る
という効果があります。
速すぎる動きはNG。
“ゆっくり・やさしく・大きく動かす”
がポイントです。
上側の腕や脚が前に出やすい
姿勢づくり
向きグセがある赤ちゃんは
“上になっている側” の腕や脚が
後ろに残りやすいことがあります。
ここを少し前に出してあげると
体のねじれが入り
頭を体ごと動かしやすくなる ため
圧の偏り予防にとても効果的です。
タミータイム
(うつ伏せ時間)を
“すこしだけ”増やす
タミータイムは
頭の形ケアにとても大切です。
• 後頭部に圧がかからない
時間がつくれる
• 首・背中・体幹の力が
バランスよく育つ
• 仰向けでも頭を動かしやすくなる
最初は
30秒〜1分の“短い時間×数回”
で十分。
赤ちゃんの機嫌がいいときだけ
無理なく行ってくださいね。

それでも気になるときに
見てほしい
チェックポイント
おうちでケアを続けても
「なんだか左右差が
強い気がする…」
「頭の形がなかなか戻らない…」
と感じるときは次のポイントを一度
チェックしてみてください。
●いつも決まった方向ばかり
向いていない?
授乳・寝かしつけ・抱っこなど
日常の積み重ねで
“得意な向き” が固定されてしまう
ことがあります。
• 抱っこの腕が毎回同じ
• ベッドでの置く向きがいつも一定
• 話しかける位置が同じ
など、環境が原因の場合も多いです。
●肩の高さに左右差はない?
片側の肩が上がっていると
そのまま 頭の傾きのクセにつながる
ことがあります。
簡単な整えだけで
変わることもあるので
「肩に手を添えてふわっと下げる」を
続けてみてください。
●寝返り・うつ伏せ準備の
動きが出てきている?
頭の形は
赤ちゃんの “動きの発達” と
深くつながっています。
• 腕を前に出せているか
• 脚を引き寄せられているか
• 体を少しねじる動きが
出てきているか
など、小さな動きの積み重ねが
頭を自分で動かせる力 に
つながります。
もし動きが少ないと感じる場合は
身体の使い方が固まっているサイン
かもしれません。
●首・背中の緊張が
強すぎない?弱すぎない?
緊張の強さ・弱さは
見た目には分かりづらいですが
どちらも“向きの偏り”につながります。
• 反り返りが強い
• 片側だけ縮こまりやすい
• 抱っこで片側だけ固まる
こうした様子があるときは
専門的なケアを入れると
改善が早いケースが多いです。
チェックしてみて
「あ、当てはまるかも…」
と思う項目があれば
早めに対策することで
その後の頭の形が整いやすくなる
ことが多いです。
まとめ
~頭の形は
“育ちの一部”として
見ていきましょう~
赤ちゃんの頭の形は
“見た目の問題” だけでなく
・姿勢の育ち
・左右のバランス
・動きやすさ
・首すわり〜寝返りの準備
と、赤ちゃんの発達と
深くつながっています。
だからこそ
「今ゆがんでいるように見える」
ことよりも
“どう動けているか”
“どこに小さな助けが必要か”
を見ていくことが
実はとても大切です。
おうちでできるケアを
少しずつ続けることで
赤ちゃんは自分の力で
変わっていくことが
多いんですよ🌿
もし
• 向きグセが続いている
• 動きに左右差が
ある気がする
• 頭の形がどうしても
気になる
• ケアの方法が合っているか
不安
そんな気持ちがあれば
早めに相談していただいて大丈夫です。
赤ちゃんの体は
“今”がいちばん変わりやすい時期。
必要なサポートを入れることで
動きの土台はぐっと育ちます🌱
0~6ヶ月向け
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おうちで取り入れやすい関わり方 を
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