【ハイハイは、遅くていい】大切なのは「いつ」より「どう育っているか」
「ハイハイがまだで…
大丈夫でしょうか?」
そんな相談を
レッスンやLINEでよく受けます。
周りと比べやすい時期だからこそ
「遅れてるのかな?」と
不安になりますよね。
でも、ハイハイは
“いつ始まるか”よりも
その前に
どんな準備が育っているかが
大切です!!

ハイハイは「ゴール」
ではありません
ハイハイができるようになると
「やっとここまできた!」と
ホッとするママも
多いと思います。
でも、ハイハイは
発達のゴールでは
ありません。
ハイハイは
その先にある動きへつながっていく
“通過点”のひとつです。
• 自分で体を支える
• 重心を移動する
• 行きたい方向へ向かう
こうした経験を積み重ねることで
次の動き
(つかまり立ち・立位・歩行)へ
自然とつながっていきます。
だから大切なのは
「早くハイハイさせること」
ではなく
ハイハイにつながる
“体の準備”が
育っているかどうか。
今、赤ちゃんが見せている動きは
すべて次につながる
大切なサインです。
その前に育ってほしい
体の準備
ハイハイは
ある日突然できるようになるものでは
ありません。
その前に
赤ちゃんの体の中では
たくさんの「準備」が
少しずつ進んでいます。
たとえば──
• 首が安定してきた
• 仰向け・うつ伏せで
体をひねる
• 手で床を押す
体を支えようとする
• 体の左右を使い分ける
• 方向を変えようとする
(ピボット)
こうした動きはすべて
ハイハイにつながる
大切な準備段階です。
一見
「まだ進んでいない」
「ハイハイの気配がない」
ように見えることもありますが
実はこの時期にこそ
体の土台はしっかり育っています。
だから、ハイハイがまだでも
焦る必要はありません。
今見えている動きは
次のステップに向かうための
“途中経過”。
その準備が整ったとき
赤ちゃんは自分のタイミングで
自然と前に進み始めます。
順番を飛ばすと
起きやすいこと
赤ちゃんの動きには
ひとつひとつ意味のある順番が
あります。
この順番は
「できる・できない」を
比べるためではなく
体に無理なく
力を積み重ねていくためのもの。
もし
この順番を飛ばしてしまうと
こんなことが起きやすくなります。
• 体を支える力が弱く
すぐ疲れてしまう
• バランスが取りにくく
転びやすい
• 動きがぎこちなく
不安定になる
• 動くこと自体が
あまり好きではなくなる
これは
赤ちゃんの能力が
足りないわけではありません。
準備が整う前に
次へ進んでしまっただけ
というケースがとても多いのです。
だからこそ大切なのは
「次の動きを急がせること」
ではなく
今の動きを
しっかり経験させて
あげること
遠回りに見えても
この“準備の時間”こそが
その先の動きを
スムーズにしてくれます。
今の動きが
次の動きにつながる
赤ちゃんの動きは一つひとつが
バラバラに起きているわけでは
ありません。
今見えている動きはすべて
次の動きにつながるための準備
です。
たとえば──
• 体をひねる動きは
左右の重心移動につながり
• 手で床を押す経験は
体を支える力につながり
• 向きを
変えようとする動きは
前に進む力に
つながります。
こうした動きが積み重なることで
ハイハイやその先の動きへと
自然につながっていきます。
だから
「まだ○○していない」
「思っていた動きと違う」
と感じるときこそ
今どんな動きをしているか
に目を向けてみてほしいのです。
今の動きは
決してムダではありません。
赤ちゃんは
自分の体を使いながら
次の動きを“練習”ではなく
“準備”しています。
その積み重ねが
自信をもって動く力に
つながっていきます。

大人ができることは
「見守ること」
ハイハイを早くさせるために
特別な練習をする必要は
ありません。
大人にできることは
赤ちゃんが今している動きを
安心して続けられる環境を
整えることです。
• 床で自由に動けるスペース
• 動きを妨げない服装
• 「できてるよ」と
声をかけながら見守ること
それだけで
赤ちゃんは自分の体を使いながら
次の動きへと進んでいきます。
「まだかな?」と感じる時間も
赤ちゃんにとっては
大切な準備の時間。
焦らず、比べず
今の動きを信じて待つことが
その先の大きな一歩につながります。

まとめ
ハイハイは
早くできることが大切なのでは
ありません。
その前に積み重ねている
体の準備や、ひとつひとつの動きこそが
次の動きにつながる大切な経験です。
• ハイハイは
ゴールではないこと
• その前に育っている
体の準備があること
• 順番を飛ばさず
今の動きを経験すること
• 今の動きが
必ず次の動きに
つながっていること
赤ちゃんは
自分の体を使いながら
ちゃんと「次の一歩」に
向かっています。
だから
「まだかな?」と感じるときほど
今どんな動きをしているか
に目を向けてみてください。
今見えている動きは
すべて無駄ではなく
赤ちゃん自身が選んで
進んでいる成長の途中。
焦らず、比べず
我が子の“今の育ち”を
信じて見守ることが
その先の大きな動きに
つながっていきます🌱
にじいろのレッスンでは
「ハイハイをさせる」
「できるようにする」
ことを目的にはしていません。
赤ちゃん一人ひとりの
今の動き・今の姿勢・今の反応を
大切にしながら
その先につながる体の土台を
親子で一緒に育てていく時間です。
「今の関わり方で合っているのかな?」
「この動き
見守っていていいのかな?」
そんな小さな疑問も
レッスンの中で一緒に
確認していくことができます。
気になることがあれば
まずは体験レッスンで
赤ちゃんの“今の育ち”を
一緒に見てみませんか?

